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脱毛シグナル FGF-5 をブロック!オーストラリアの育毛剤 "évolis®" Cellmid社

いつもお世話になっています。神楽坂フジ丸@管理人です。

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さて本日の投稿テーマは「脱毛シグナル FGF-5 をブロック!オーストラリアの育毛剤 "évolis®" Cellmid社」と題して、世界的にも脱毛症を研究テーマに研究開発をしている企業が少ない中で、脱毛シグナルFGF-5を研究テーマに、製品開発を進めている企業を、ご紹介するという話題です。


FGF-5(線維芽細胞増殖因子5)・・・この因子をブロックする事により脱毛症の改善に繋がるかもしれないのです。


第10回世界毛髪研究会議(10th World Congress for Hair Research) も無事閉会しましたが未だに、その余韻は残っています。

世界中からスター研究者が、この日本に集結し、有益な研究発表を、有益な研究発表が多数あり、世界中の研究者や臨床医、企業関係者のみならず、薄毛・若ハゲ諸兄たちも、その動向を固唾を飲んで見守っていたのです。

『参考資料』
第10回世界毛髪研究会議(10th World Congress for Hair Research) 公式webサイト(英語版)
https://www.congre.co.jp/wchr2017/
第10回世界毛髪会議(WCHR2017) 公式webサイト           

『参考資料』
『第10回世界毛髪研究会議(10th World Congress for Hair Research)口演者(ORAL)リスト』(PDFファイル)
https://www.congre.co.jp/wchr2017/data/oral171027.pdf
   第10回世界毛髪研究会議(10th World Congress for Hair Research)口演者リスト PDF画像 

開催第2日目の11月01日には、アネックス・ホール2(Annex Hall 2)で、資生堂&RepliCel社の近未来型の毛髪再生医療 RCH-01 の臨床研究受託医療機関である東京医科大学(Tokyo Medical University, Japan)の皮膚科・主任教授、坪井良治(Ryoji TSUBOI)先生を司会進行役の座長(session chair)とした臨床(Clinical)分野の本会議セッションである Plenary Session 1 が開催され、オーストラリアのバイオテクノロジー企業であるCellmid社(Cellmid Limited, :セルミッド・リミテッド) の研究者であるドミニク・バーグ(Dominic BURG) 博士による実に興味深い研究発表が、あったのです。

第10回世界毛髪研究会議(10th World Congress for Hair Research)口演者リスト・本会議セッション1 2017年10月01日 ドミニク・バーグ(Dominic BUR

近年、グロースファクター(Growth Factor)という言葉を、脱毛症関連のwebサイトでもよく目にする事があります。

日本語では成長因子と訳しますが、このグロースファクターの存在を一躍世に知らしたのが、1986年に、ノーベル生理学・医学賞を受賞したスタンリー・コーエン(Stanley Cohen)博士と共同研究者のリータ・レーヴィ・モンタルチーニ(Rita Levi-Montalcini)博士なのです。

そして、その後に様々な種類にグロースファクター(Growth Factor)が発見されるのです。

その中のひとつが、1973年アーメリン博士によって発見されたのがフィブロブラスト・グロースファクター、日本名、線維芽細胞増殖因子・・・つまりFGF((Fibroblast growth factors)なのです。

そしてFGFは、その他の成長因子群同様に一大ファミリーを形成しているのです。

ヒトのFGFファミリーは、現在、最大で23種類が同定されていますが、そのすべてがシグナリング分子です。

つまりシグナル伝達の役割を担っているのです。

そして生体内で巨大かつ広大な情報のネットワークを形成するのです。

それは、まさに世界中に隙間なく張り巡らされたインターネットのように相互に情報を交換しながら環境に適応しよとするのです。

そして、FGFファミリーには毛髪の発生と成長の抑制に関わる重要な因子が存在するのです。

特に毛髪の生成に重要なFGF-7は、発毛シグナル因子として薄毛・若ハゲ諸兄の間では知られた存在ですが、近年注目されているのが、毛髪の成長期を短縮させるシグナル因子であるFGF-5なのです。

そして、そのFGF-5を研究テーマに、世界初の製品を開発をしているのが、今回ご紹介するオーストラリアのバイオテクノロジー企業であるCellmid社なのです。

『参考資料』
Cellmid社(Cellmid Limited, : セルミッド・リミテッド) 公式webサイト
http://www.cellmid.com.au/
Cellmid(セルミッド)社 公式webサイト

それでは、今回ご紹介するCellmid社 についてです。                 
               

            Cellmid(セルミッド)社・ロゴ・マーク  


Cellmid社(Cellmid Limited, : セルミッド・リミテッド)は、オーストラリア・シドニーに本拠を置くバイオテクノロジー企業であり完全子会社のLyramid,(リラミッド) Kinera,(キネラ) Advangen,(アドバンジェン)を通じて、炎症性および線維性疾患、癌、心臓の虚血性疾患および脱毛症に対する革新的な治療法を研究開発しているのです。

特に脱毛症に関しては、世界でも類例のない脱毛シグナルFGF-5阻害理論を応用した独自ブランド、"évolis®"シリーズを展開しており近年要注目の企業なのです。

『参考資料』
"evolis®" 公式webサイト
https://www.evolisproducts.com.au/
Cellmid(セルミッド)社 évolis® 公式webサイト

"évolis®"に配合されている化合物は、日本産のローザ・マルチフローラ(ROSA MULTIFLORA)、ヨーロッパでは、グレートバーネットの名で知られるサンジョーバ・オフィシナリス(SANGUISORBA OFFICINALIS : SO)、中国医学で使用されるスウィリアチラタ(SWERTIA CHIRATA)、など自然由来の植物からの抽出物をベースに開発されています。

Cellmid(セルミッド)社 évolis® 植物抽出物リスト

"évolis®"は、性別や年齢を問わず副作用の心配なく安全に使用する事が出来るのです。

How FGF5 works in hair growth cycle(0分53秒)日本語変換可


そしてCellmid社が、"évolis®"シリーズを開発するにあたり最も重要視したのが、エビデンス(evidence : 医学的根拠)なのです。

Cellmid社が、独自に実施した試験では、過去に発表されたFGF-5阻害剤と比較すると約7倍強力なFGF5阻害活性を示す事を確認しました。

脱毛症(男性:Hamilton Norwoodスケール2~4、女性:Ludwigスケールi2~iiii)を有する32人の健康な被験者を3つの治療群にグループに分けてブラセボを用いた試験を実施し16週間にわたる治療を評価しました。

治療群を、3つの年齢および性別が一致する群:プラセボおよび新規活性の異なる濃度を有する2つの製剤に無作為化しました。

被験者は、毛髪の脱落、成長期のテロゲン比(成長期の毛髪の割合と休息期の毛髪の割合)、専門家の視覚的評価、サブセットを高解像度マッチング写真で測定することによりを評価したのです。

その結果、どちらの製剤もベースラインに対して有意な改善を示し、プラセボと比較しました。

最大のを発揮する製剤は、成長段階の卵胞数を平均44%(p = 0.002)増加させ、脱毛を81%減少させ(p = 0.007)、全ての視覚矯正の外観を改善することができた1人の被験者(p = 0.004)。

被験者のサブセットは、16週間の研究期間にわたりデジタルマッチングされた写真で毛密度の継続的な増加を示した。(p = 0.03)プラセボとの直接比較は、治療群が視力尺度(p = 0.0005)および毛髪の脱落(p = 0.002)においてプラセボより優れていることを示しました。

これらの試験結果で、Cellmid社は、脱毛を74%抑制し、毛髪の成長速度を20%加速させ、毛量を44%増大させると結論付けたのです。


"évolis®"シリーズは、現在売上げも増加傾向にあり、ヘアサロン向けの"évolis®"プロフェッショナルも展開しているのです。

『参考資料』
"evolis®" プロフェッショナル 公式webサイト
https://evolisprofessional.com.au/
Cellmid(セルミッド)社 évolis®プロフェッショナル 公式webサイト


évolis Professional What is your hair challenge ?(0分55秒)日本語変換可


How to use évolis Professional 3 STEP SYSTEM(0分37秒)日本語変換可


2016年11月07日に、webサイト、"évolis®"プロフェッショナルをスタートさせ米国市場に正式参入したのです。

製品は、2016年12月05日から米国の顧客向けに出荷が開始されたのです。

約1年前より入念に策定された販売戦略に基づき正式発売3か月前より大々的に、プロモーションを展開したのです。

米国向けの évolis®REVERSE ブランドの構築の為に、ファッション、健康、ライフスタイル雑誌、ブロガーや影響力のある美容師に紹介され、数十種類の出版物へのアウトリーチは、2016年11月から2017年06月まで、製品審査と編集範囲の確約をもたらしました。

米国で最も重要な販路は、実はヘアサロンなのです。

米国のヘアサロンはフランチャズ化が進んでおり、局所的な脱毛製品販売の重要な構成要素なのです。

巨大なヘアケアチェーンに、évolis®REVERSE ブランドを積極的に営業展開し、アトランタで開催された美容業界会議では、この製品の新しい可能性について講演もしました。

脱毛シグナル FGF-5 阻害理論のエビデンスの確立と魅力的な製品群の開発によって本国オーストラリアを始め日本、米国と順調に販路を拡大し、そして、いよいよ米国に次ぐ巨大市場である中国進出の足掛かりを着々と築いてきたのです。

Cellmid(セルミッド)社 évolis®プロフェッショナル 製品ラインナップ

そして驚く事に、"evolis®"シリーズ の研究開発に、日本企業や日本人研究者が、深く関与していたのです。

Cellmid(セルミッド)社 関連企業組織図 

株式会社アドバンジェン(Advangen, Inc) 公式webサイト
http://www.advangen.co.jp/
株式会社アドバンジェン(Advangen, Inc) 公式webサイト

株式会社アドバンジェン(Advangen, Inc)は、2002年02月に、茨城県つくば市に設立されたバイオテクノロジー企業です。

                     株式会社アドバンジェン(Advangen, Inc)・ロゴ・マーク (レッド仕様) 

2005年07月には、医薬部外品及び化粧品製造販売業を取得し、毛髪の健やかな健康と成長環境にフォーカスした最先端の遺伝子研究や生命科学の研究結果を駆使し、エビデンスが確立した製品を提供する事で、豊かで美しい髪を育むベストな環境作りをサポートするのです。

国内外の学術機関と積極的な共同研究開発を進めるなど毛髪分野に完全特化した企業なのです。

2011年04月には、オーストラリア・シドニーに本拠を置く、Cellmid社の完全子会社であるAdvangen International Pty Ltd.(アドバンジェン・インターナショナル・プライベード・リミテッド)と米国および欧州における販売提携の契約を締結しており強力な関係を構築していましたが、2013年05月に会社設立時から支援してきたベンチャーキャピタルの投資機会満了によりオーストラリア証券取引所に上場していたCellmid社(Cellmid Limited, : セルミッド・リミテッド)に保有株式を売却し100%子会社となったのです。

Cellmid社の科学者(scientists)のページを確認したところ同社が現在、研究開発に注力している細胞増殖因子であるミッドカイン(midkine)の発見者である日本人研究者、村松 隆(Takashi Muramatsu)、門松賢治(Kenji Kadomatsu)の両博士をはじめ、脱毛シグナルFGF-5 理論に深く関与する山本昌邦(Masakuni Yamamoto)博士など、すべて日本人研究者で占められ私的にも驚いた次第です。

Dr Masakuni Yamamoto on FGF-5(0分24秒)日本語変換可


それでは最後に、日本の株式会社アドバンジェン(Advangen, Inc) の展開についてです。

日本国内向け販売は、"evolis®"シリーズではなく、独自ブランドのレキシリスとJo-Ju(ジョジュ)の2シリーズを展開しています。

レキシリスは、ヘアサロンを中心に、そしてJo-Ju(ジョジュ)はTVショッピング向けに販売しています。

"evolis®"では記載されていないFGF-5活性抑制成分 ワレモコウエキス が配合されているのでの"evolis®"とは少し内容が違うのではと考えています。

株式会社アドバンジェン(Advangen, Inc) 製品ラインナップ

"evolis®"では記載されている ローザ・マルチフローラ(ROSA MULTIFLORA)もバラ科の植物ですが、ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)は、バラ科・ワレモコウ属の植物であり日本列島、朝鮮半島、中国大陸、シベリアなどに分布しており、アラスカでは帰化植物として自生しています。

おそらく日本バージョンであるレキシリスとJo-Ju(ジョジュ)は独自の成分が配合されているかもしれません。


脱毛シグナル FGF-5阻害理論・・・私は実に素晴しい発想だと思います。







さぁ私を信じてついて来なさい!







【追記】

世界的に有名なwebサイトの管理者や有名ブロガーたちもWCHR2017には、大注目していたようです。

何よりも脱毛症関連のスター研究者が、この京都に集結した様子は絢爛豪華と表現しても差し支えないでしょう。

Cellmid社のFGF-5阻害剤も出来れば高濃度化して医療用医薬品として登場してもらえばと思います。

資生堂のアデノシンも世界的には評価が高いのですが、医薬部外品なのが残念ですね。

未だに、ミノキジル(Minoxidil)やフィナステリド(Finasteride)を越える物質や作用機序(mechanism of action, mode of action, )が登場していないのも問題かもしれません。

脱毛症治療において新薬開発の機運が盛り上がっているとはいえ、フィナステリドの外用薬化など既存物質を応用した研究開発も多く、革新的な治療薬の登場とまではいかないのが現状のようです。



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