RepliCel社 毛包セルデータマップ作成のためにブリティッシュコロンビア大学と共同研究を開始!
- 2017/06/15
- 06:00

いつもお世話になっています。神楽坂フジ丸@管理人です。

さて本日の投稿テーマは「RepliCel社 毛包セルデータマップ作成のためにブリティッシュコロンビア大学と共同研究を開始!」と題して、カナダのRepliCel社が臨床試験の被験者から採取したデータを基に毛包セルデータマップを作成する為のブリティッシュコロンビア大学と共同研究を開始するという話題です。
セルデータマップ・・・それはヒトの細胞の設計図なのです。
2017年06月13日 カナダのRepliCel社より、ある驚くべきニュースリリースが発表され世界中の脱毛症で苦しんでいる薄毛・若ハゲたちを狂喜乱舞させたのです。
『参考資料』
RepliCel社(RepliCel Life Sciences Inc. : レプリセル・ライフ・サイエンス・インク) 公式webサイト
http://replicel.com/

それはカナダのRepliCel社と同じくカナダの名門大学ブリティッシュコロンビア大学とが臨床試験の被験者から採取したデータを基にヒトの毛包のセルデータマップ作成のため共同研究を開始するという驚くべき内容だったのです。
『参考資料』
2017年06月13日 ニュースリリース(HTMLファイル)
『RepliCel Collaborates with University of British Columbia to Build World-Class Hair Follicle Cell Data Map』
http://replicel.com/replicel-collaborates-university-british-columbia-build-world-class-hair-follicle-cell-data-map/

弊社は、ワールドクラスの毛包セルデータマップを作成するために、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)との共同研究プロジェクトを開始するための契約に署名した事を発表します。
このプロジェクトから得られたデータは、弊社の開発中の製品にフィードバックされる予定であり、UBCのケビン・マクウィー(Kevin McElwee)博士とヤウウェン・ズハウ(Youwen Zhou)博士の主導で実施されます。
プロジェクトは弊社の細胞治療製品の製造、規制、および臨床プロファイルの主要コンポーネントを改善するために非常に重要です。
そして毛包細胞の遺伝子やタンパク質の発現を"マップ" 化するように設計されています。
弊社の社長兼最高経営責任者であるリー・バックラー(R. Lee Buckler)CEOは以下の感想を述べました。
「我々は、製品の製造、臨床転帰、および規制当局の承認と商業化への重要なアッセイを改善するために、我々が働く細胞集団の我々の理解を成熟させる設計にかなりの時間を費やしてきましたが、このプロジェクトでUBCと協力体制が構築出来る事を非常に嬉しく思い、また興奮しています」
この研究は、ヒトの毛包の異なる細胞群を調べ、遺伝子やタンパク質の発現に、差異、および類似点を探索します。
このプロジェクトは今年初めに完了したアンドロゲン性脱毛症の治療のために開発中の近未来型の毛髪再生医療RCH-01の臨床試験フェーズI/IIaに参加した被験者から採取した配列データを分析します。
これは、6か月で最高の毛髪成長応答と24か月で持続陽性の反応を示した被験者からのデータを含んでいます。
UBCとの研究では、強力な毛髪の成長の応答のある臨床試験の被験者とそうではない被験者との遺伝子発現プロファイルが比較検討される予定です。
分析は治療に優位な特定の遺伝子を同定することを可能にする事が予想されます。
それでは、今回の発表をした RepliCel社(RepliCel Life Sciences Inc.:レプリセル・ライフ・サイエンス・インク) についてです。

RepliCel社の起源は古く1967年に設立されたニューキャッスル社が、その前身とされています。
2011年に、現在の社名と事業内容に変更しており、カナダ・ブリテッシュ コロンビア州バンクバー(British Columbia、Vancouver , CA)に本拠を置く、母国カナダでも期待のバイオテクノロジー企業、それが RepliCel社 なのです
『参考資料』
ブリティッシュコロンビア大学(The University of British Columbia:UBC) 公式webサイト
https://www.ubc.ca/

次に、ブリティッシュコロンビア大学(The University of British Columbia:UBC) についてです。

その歴史は古く英国国王ジョージ4世の勅許によって1829年に設立されたカナダ・ケベック州モントリオールのマギル大学(McGill University)の分校として1908年に設立されたのが起源なのです。
1915年09月30日にはマギル大学(McGill University)の分校より独立し、ブリティッシュコロンビア州西部のバンクーバー(UBCV)と同州内陸部のオカナガン(UBCO)のふたつキャンパスに総学生数5万人を誇るカナダ屈指の名門大学なのです。
それでは今回に発表についです。
細胞は、DNA、RNA、タンパク質、代謝物質といった物性の異なる分子群から構成されており、物性がよく似た分子同士を集めたグループのことを「オミクス階層」と呼びます。
細胞が示す多彩な生命機能は、複数のオミクス階層にまたがるネットワークによって実現されています。
そして異なるオミクス階層の間を繋ぐネットワークについては未だ解明されていません。
日本では、東京大学(The University of Tokyo)を中心に研究が進められていますが、すぐに毛髪再生に役立てられる訳ではありません。
今回の研究では製品へのフィードバックを前提にしているので実に楽しみです。
RepliCel社・・・この研究が世界中の薄毛・若ハゲ諸兄たちの頭皮を救ってくれるかもしれません。
さぁ私を信じてついて来なさい!
【追記】
RepliCel社の関連記事は、当サイトでも繰り返し読まれるほど非常に人気があります。
この話題に関しては洋の東西問わず注目しているようです。
今後も新しい情報が入り次第随時お知らせする所存です。
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『参考資料』
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