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SBPのアレクセイ・テレスキフ博士の最新研究開発動向 Sanford Burnham医学研究所

いつもお世話になっています。神楽坂フジ丸@管理人です。

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さて本日の投稿テーマは「SBPのアレクセイ・テレスキフ博士の最新研究開発動向 Sanford Burnham医学研究所」と題して、米国の非営利団体であるSanford Burnham医学研究所の老化と再生プログラムの准教授であるアレクセイ・テレスキフ(Alexey Terskikh,Ph.D.)博士の最新の研究開発動向を、ご紹介するという話題です。


Sanford Burnham医学研究所・・・それは、まさに全米屈指の医学研究所なのです。


2018年08月16日 米国カリフォルニア州に本拠を置く非営利団体であるSanford Burnham医学研究所より、ある重要なブログ記事が発表され世界中で脱毛症で苦しんでいる薄毛・若ハゲ諸兄たちを狂喜乱舞させたのです。

『参考資料』
Sanford Burnham医学研究所 (Sanford Burnham Prebys Medical Discovery Institute:SBP・サンフォード・バーナム・プレビス・メディカル・ディスカバリー・インスティチュート) 公式webサイト
https://www.sbpdiscovery.org/
Sanford Burnham 医学研究所(Sanford Burnham Prebys Medical Discovery Institute) 公式webサイト 2018年08月

私たちの道はここから始まります。

明日の患者の治療を改善するための科学的研究を進めています。

私たちの旅に、あなたも参加してください。



それは同研究所の老化と再生プログラムの准教授であるアレクセイ・テレスキフ(Alexey Terskikh)博士の最新の研究開発動向に関するインタビューと共に、博士が毛髪再生の新会社設立を示唆するという驚くべき内容だったのです。

『参考資料』
2018年08月16日 ブログ(HTMLファイル)
『SBP’s Alexey Terskikh advances hair growth research』
https://www.sbpdiscovery.org/news/beaker-blog/sbps-alexey-terskikh-advances-hair-growth-research
Sanford Burnham 医学研究所 2017年08月16日 ブログ『SBPのアレクセイ・テレスキフ博士の最新研究開発動向』

3年ほど前に、当 Sanford Burnham医学研究所の老化と再生プログラムの准教授であるアレクセイ・テレスキフ(Alexey Terskikh,Ph.D.)博士は、幹細胞が毛髪を成長させるために応用可能である事を示す画期的な研究成果を発表しました。

この発見は、米国では8000万人を超える男性、女性、子供の脱毛を改善するのに役立ちます。

文化の中で、個人のアイデンティティは髪と強く結びついています。

結果として、脱毛はしばしば感情的な幸福と自尊心に影響を与えます。

この技術に多くの人々が強い関心を持っています。

この発見に関する2015年の記事は、SBPのブログで最も読まれた記事なのです。

それ以来、アレクセイ・テレスキフ(Alexey Terskikh,Ph.D.)博士と彼のチームは、この技術を進歩させるために熱心に取り組んできました。

今回、私たちは彼の研究の進捗状況をインタビュー形式で、お聞きしました。



2015年以来、アレクセイ・テレスキフ(Alexey Terskikh,Ph.D.)博士と研究チームの研究の進捗状況について教えて下さい?

「過去3年間、私の研究は、この技術をヒトに対して使用する場合に想定される問題を克服するために取り組んできました。」

「私たちは、以下に要約された複数の面で進歩を遂げました。」

「入手が困難な胚性幹細胞の代わりに、本発明者らの方法は、単純な血液採取または皮膚サンプル由来の誘導多能性幹細胞(Induced pluripotent stem cells:iPSC)を使用します。」

「iPSCは、私たちが髪を成長させるために無制限に細胞を供給する事を可能にします。」

「十分なドナーを得られなければ、現在の毛髪移植でも満足を得られる結果にはなりません。」

「従って、細胞の無制限の作製は重要な前進です。」


自然な外観の形成について?

「頭髪は実際に特定の方向に成長しますので、自然な外観を得るためには頭髪の成長の方向を制御する事が重要です。」

「つまり、あなたをいつも担当する ヘアスタイリストは、その事に精通しているのです。」

「私たちはソリューション3D生分解性足場を発見し、この分野の有力な科学者と協力してプロジェクトを進めました。

「足場は、移植された細胞の数、その方向、およびそれらの配置場所を制御することを可能にします。」


移植を助ける細胞の足場とは?

「細胞の足場は、細胞の分化・誘導を促進す役割があり、言わば細胞のベッドなのです。」

「そして毛包の播種(はしゅ:種まき)を助ける第二の役割があります。」

「皮膚は障壁(仕切り)となり、移植に役立つものが必要でした。」

「細胞の足場は毛包が成長する為の土壌を提供するのです。 」


アレクセイ・テレスキフ(Alexey Terskikh,Ph.D.)博士は毛髪再生に関わる新会社を設立したとの事ですが詳しく教えて頂けますか?

「はい、私たちは今年、新会社を設立し、技術を進歩させるために必要な専門知識を持つ素晴らしいチームメンバーを集めました。」

「これらの専門家には、毛髪移植の専門家、経験豊富な起業家、大規模な細胞の製造における専門家が含まれいます。

「脱毛は人々の自尊心や自己イメージに影響しますが、生命を脅かすものではないため、多くの資金提供機関にとって最優先事項ではありません。」

「新会社を設立する事で、この技術を進歩させる為に新たな資金調達の手段が生まれるのです。」



幹細胞で作製された毛髪では色のコントロールは可能ですか?

「幹細胞で作製された毛髪は、失われた元の髪とまったく同じように見えます。」

「もちろん、完璧な毛髪を成長させるには時間がかかりますが、これは長期的には可能であるはずです。」


この研究の過程で何か驚いた事はありますか?

「私は脱毛症の悩みは特に男性が多いと思っていました。」

「しかし私たちの研究に女性が強い興味を示している事に大変驚いています。」

「それは女性からの数多くのメールだけでも事実を裏付けています。」

「妊娠、出産、閉経および卵巣の状態はすべて、女性の脱毛を引き起こす可能性があります。」

「最も深刻なのは、小児の脱毛症を持つ両親からの電子メールでした。」

「あなたが想像する以上に、このような若い年齢での脱毛は、人格や人間関係の形成と自己イメージに多大な影響を、与える可能性があります。」

「これらの電子メールは、私がこの研究を継続する上での大きな理由と励みになっているのです。」



ヒトに対する臨床試験に移行するには、どのような作業が必要ですか?

「幹細胞を応用した毛髪の発生誘導の謎に関しては生物学的を解明したところです。」

「今後は主にエンジニアリング(engineering)の問題です。」


今後の課題について教えてください?

「ヒトに対する臨床試験を実施する上で、米国食品医薬品局(FDA)と協議する必要がありますが、その前にマウスの安全性と腫瘍原性試験を完了する必要があります。」

「米国食品医薬品局(FDA)とのヒトに対する臨床研究について協議する前に、適切な資金調達が可能であれば、協議開始までは2年程度と想定しています。」


全てが計画どおりに進んだと仮定し、米国食品医薬品局(FDA)が最初のヒトに対する臨床試験を承認した場合、誰もが試験の資格を得ることができますか?

「その時点で、私たちはこの分野の臨床専門家と非常に緊密に協力して、この研究の恩恵を受ける可能性が最も高い被験者を選定し、臨床試験に臨む必要があります。」


そもそも、この研究を始めるきっかけは何ですか?

「私の父も科学者でお互いが、この課題を探求する事を望んでいました。」

「私は幹細胞を研究していて、父は皮膚卵胞を研究していたので、共同プロジェクトを行うことに決めたのです。」

「論文を読むと私と父、ふたりのテレスキフ(Terskikh,)が著者になっているのです。」


それでは最初に、今回の発表をしたSanford Burnham医学研究所 (Sanford Burnham Prebys Medical Discovery Institute:SBP・サンフォード・バーナム・プレビス・メディカル・ディスカバリー・インスティチュート) についてです。


    Sanford Burnham 医学研究所(Sanford Burnham Prebys Medical Discovery Institute)・ロゴ・マーク


1976年07月07日に、がん研究で有名なラホヤ癌研究財団(La Jolla Cancer Research Foundation,)の支援を受け、米国カリフォルニア州に設立されたのが・・・Sanford Burnham医学研究所なのです。

創設者とされるウィリアム・フィッシュマン(Dr. William Fishman, Ph.D.)博士とリリアン・フィッシュマン(Dr. Lillian Fishman,)博士の理念を基に、がん、神経科学、免疫、代謝障害など未だ明確な治療法が存在しない難治性疾患に対し果敢に挑戦する2016年に創立40周年を迎えた全米屈指の研究機関なのです。

SBP-40 Years of Discovery (3分28秒)日本語字幕変換可


今回のブログ記事は、アレクセイ・テレスキフ(Alexey Terskikh)博士の研究が進歩している事も重要ですが何よりも博士が、毛髪再生の新会社設立を示唆した事なのです。

そもそもSBPのアレクセイ・テレスキフ博士の誘導多能性幹細胞(iPSC)が研究が一般に知れ渡ったきっかけは、2015年01月27日に掲載されたブログ記事だったのです。

『参考資料』
2015年01月27日 ブログ(HTMLファイル)
『Using stem cells to grow new hair』
https://www.sbpdiscovery.org/news/beaker-blog/using-stem-cells-to-grow-new-hair (英語版)
https://www.sbpdiscovery.org/news/beaker-blog/stem-cells-grow-new-hair-chinese-translation (中国語)
https://www.sbpdiscovery.org/news/beaker-blog/stem-cells-grow-new-hair-arabic-translation (アラビア語)
Sanford Burnham 医学研究所 2015年01月27日 ブログ『幹細胞で新毛の発生を誘導』

当 Sanford Burnham医学研究所 の研究者は、ヒトの多能性幹細胞を用いて新毛の発生を誘導する研究を進めています。

この研究は脱毛症で苦しんでいる人々のための細胞ベースの治療法開発への第一歩です。

米国だけでも4,000万人以上の男性と2100万人の女性が脱毛の影響を受けています。

この研究の成果は医学と科学分野では世界的な学術誌であるPLOS ONE(プロスワン)のオンライン版に掲載されました。

SBPの老化、および再生プログラムの准教授であり研究チームのリーダーであるアレクセイ・テレスキフ(Alexey Terskikh)博士は以下のように述べています。


「私たちは、ヒトの多毛性幹細胞を用いて、新毛の発生を誘導できる新しい細胞を作り出す方法を開発しました。」

「この方法は、既存の毛包を頭部の一部から別の部分に移植することに頼っている現行の方法よりも顕著な改善であると考えます。」

「私たちの幹細胞法は、移植のために患者から無限の細胞源を提供し、既存の毛包の利用可能性に制限される事はないのです。」



研究チームは、ヒト多能性幹細胞を真皮乳頭細胞にするためのプロトコルを開発しました。

それらは、毛包形成および成長サイクルを調節する独特な細胞集団です。

ヒト真皮乳頭細胞は、それ自体が必要量では得られず、培養中に毛包形成を誘導する能力が急速に失われるので、髪移植には適してはいません。



「成人では真皮乳頭細胞は体外に容易に増幅することができず、髪の誘導性を急速に失います。」

「ヒト多能性幹細胞を真皮乳頭細胞に分化させるためのプロトコールを開発し、マウスに移植したときに新毛の発生を誘導する能力を確認しました。」

「私の次のステップは、ヒト多能性幹細胞由来の真皮乳頭細胞をヒト被験者に移植する事なのです。」

「現在、この最終ステップを実行するためのパートナーシップを模索しています。」



世界的脱毛症ブログである"HLC2020"や "Follicle Thought"(フォリクル・ソート・毛包の思想) が記事としてカバーした事もあり、それまで一部のヘビーな薄毛・若ハゲ諸兄たちしか知られていないSBPの存在が一躍世界に知られる事になるのです。

何よりもアレクセイ・テレスキフ(Alexey Terskikh)博士の研究である誘導多能性幹細胞(iPSC)は、近未来型の毛髪再生医療をイメージさせ薄毛・若ハゲ諸兄たちも大いに盛り上がったのです。

そして3年間の沈黙を破り、今回の発表に至った訳ですが研究は、さらに進歩しており新たに新会社設立の話が飛び出すなど今後の展開が実に楽しみになってきました。

現時点では、資生堂&RepliCel社のRCH-01やRIKEN 辻 孝 研究室&オーガンテクノロジーズ with 京セラ(RIKEN Takashi Tsuji's Lab & Organ Technologies with KYOCERA)の"器官原基法"(Organ Bud Generation)が実現に向けて先行していますが、アレクセイ・テレスキフ博士の誘導多能性幹細胞(iPSC)も是非成功してもらいたいものです。

アレクセイ・テレスキフ(Alexey Terskikh,Ph.D.)博士・・・それは期待のゲームチェンジャーなのです






さぁ私を信じてついて来なさい!






【追記】

Sanford Burnham医学研究所の公式webサイトは頻繁にチェックしていましたが、今回の発表は、 下記の2018年08月17日の "Follicle Thought"(フォリクル・ソート・毛包の思想) の記事で知りました。

『参考資料』
2018年08月17日
『Alexey Terskikh of SBP Launches New Hair Cloning Company』 2018年8月17日
http://www.folliclethought.com/alexey-terskikh-of-sbp-launches-new-hair-cloning-company/

Sanford Burnham医学研究所自体は毛髪再生に関して前面に出していなかったので私もチェックが甘かったですね(笑)

"Follicle Thought"の記事では、すでに新会社は設立しているとの事ですが、スピンオフ(派生)企業の場合は、一般に実態を掴む事が難しく公式発表を待つしかありません。

また当初、研究では、胚性幹細胞の代わりにiPS細胞を採用したのが大きな変化ですね。

2年後を目指してヒトに対する臨床試験を開始する予定との事ですから実に楽しみです。

尚、世界的脱毛症ブログである"HLC2020"(The End of Hair Loss and Balding by 2020 : ザ・エンド・オブ・ヘアロス・ボーディング・バイ・2020)と "Follicle Thought"(フォリクル・ソート・毛包の思想) も過去に記事としてカバーしていますので、そちらも併せて読んで頂けたらと思います。


       The End of Hair Loss and Balding by 2020(ザ・エンド・オブ・ヘアロス・アンド・ボーデイング・バイ・2020)・ロゴ・マーク


『参考資料』
2015年01月28日
『PLURIPOTENT STEM CELLS USED TO GROW HUMAN HAIR IN MICE』
https://www.hairlosscure2020.com/pluripotent-stem-cells-used-to-grow-human-hair-in-mice/

2017年01月30日
『QUESTIONS FOR DR. ALEXEY TERSKIKH』
https://www.hairlosscure2020.com/questions-for-dr-alexey-terskikh/

2017年02月26日
『INTERVIEW WITH DR. ALEXEY TERSKIKH』
https://www.hairlosscure2020.com/interview-with-dr-alexey-terskikh/


         Follicle Thought(フォリクル・ソート)・ロゴ・マーク


『参考資料』
2015年06月25日
『Sanford-Burnham Receives $100 Million Donation』
https://www.folliclethought.com/sanford-burnhan-receives-100-million-donation/#comments

2016年01月27日
『GoFund Sanford Burnham Hair Stem Cells』
https://www.folliclethought.com/gofund-sandford-burnham-hair-stem-cells/



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『参考資料』
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