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悲運のAGA(男性型脱毛症)治療薬 開発コード : HYG-440 Hygeia社

いつもお世話になっています。神楽坂フジ丸@管理人です。

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さて本日の投稿テーマは「悲運のAGA(男性型脱毛症)治療薬 開発コード : HYG-440 Hygeia社」と題して、かつて米国に存在していた創薬ベンチャー企業であるHygeia社(Hygeia Therapeutics、Inc.:ハイジア・セラピューティクス・インク)が研究開発していた抗男性ホルモン局所製剤 開発コード : HYG-440 についての話題です。


開発コード : HYG-440・・・もしこの抗男性ホルモン局所製剤が完成していれば世界中の薄毛・若ハゲ諸兄の頭皮を救えたかもしれないのです。


2009年07月20日 米国のHygeia社より、ある驚くべきリプレスリリースが発表され、世界中でAGA(男性型脱毛症)に苦しんでいる薄毛・若ハゲ諸兄たちを狂喜乱舞させたのです。

『参考資料』
Hygeia社(Hygeia Therapeutics.Inc.:ハイジア・セラピューティクス・インク) 公式webサイト(2012年02月画像取得:JPEGファイル)
http://hygeiatherapeutics.com/ (未検出)
Hygeia社(Hygeia Therapeutics、Inc.:ハイジア・セラピューティクス・インク) 2012年02月

それは米国・マサチューセッツ州に本拠を置く創薬ベンチャー企業、Hygeia社が、米国東部の名門大学 エール大学(Yale University)より新規の抗男性ホルモン製剤の開発ライセンスを取得したという驚くべき内容だったのです。

『参考資料』
2009年07月20日 プレスリリース(JPEGファイル)
『Hygeia Therapeutics Licenses Topical Anti-androgens from Yale University for Development 』
Hygeia社 2009年07月20日 プレスリリース『エール大学より抗アンドロゲン製剤の開発ライセンスを取得!』

弊社は本日、一連の有力な抗男性ホルモン局所剤の開発ライセンスをエール大学より取得した事を発表します。

このリード化合物候補である開発コード : HYG-440は、全身性の副作用の懸念が少ない化合物です。

そして、この男性ホルモン受容体モジュレーターは、弊社のポートフォリオに追加されるのです。

開発コード : HYG-440は、男性ホルモンの依存性の高い皮膚疾患であるニキビやざ瘡、多毛症、男性型脱毛症に効果が期待出来ます。

この新規化合物候補の開発ライセンス取得の為の契約は、エール大学と間で2009年07月16日に正式に締結しています。

これにより弊社の株主は、この重要な資産にアクセスが可能となり、今後の重要な経営戦略の要となるのです。

弊社の創業者であり科学諮問委員会の研究者のひとりであるヤエル・シュワルツ(Yael Schwartz, Ph.D).博士は以下のように述べています


「この新規化合物の開発ライセンスの取得は、私たちに数十年におよぶ科学的経験や薬物研究の中でも最も有望な局所薬物候補を獲得したものと考えます。」

「副作用の懸念の少ない効果的な新規化合物候補の獲得により、今後は一層、皮膚科領域や女性の健康の治療分野おけるホルモン調節剤の開発に貢献していきたいと考えています。」



それでは、この発表をしたHygeia社(Hygeia Therapeutics、Inc.:ハイジア・セラピューティクス・インク)に」ついてです。

                              Hygeia社(Hygeia Therapeutics、Inc.:ハイジア・セラピューティクス・インク) ・ロゴ・マーク 
2005年に研究開発型のベンチャー企業として誕生したOrcas社(Orcas Therapeutics、Inc.:オルカス・セラピューティクス・インク)が、その起源とされているのです。

2007年12月には、Hygeia社に社名を変更し米国マサチューセッツ州ホールデン(Holden.MA)に本拠を置き皮膚科領域の局所製剤の開発に特化した企業として再スタートを切ったのです。

米国のエール大学(Yale University)との繋がりが深く、同大学医学部が開発した生分解性ホルモン受容体モジュレーターの開発ライセンス権を取得しました。

皮膚の脆弱性および膣萎縮の局所治療のための女性ホルモン剤候補である開発コード:HYG-102や抗男性ホルモン剤候補の開発コード:HYG-440、そしてその両方の作用を有する開発コード:HYG-102440など性ホルモンが起因する皮膚疾患に適応する局所製剤の開発を目指していたのです。

『参考資料』
エール大学(Yale University) 公式webサイト
https://www.yale.edu/
エール大学(Yale University) 公式webサイト 2018年07月

そしてHygeia社に、数多くの生分解性ホルモン受容体調節剤関連の特許の開発ライセンス権を譲渡したエール大学(Yale University)についてです。

                                エール大学(Yale University)・ロゴ・マーク           

エール大学(Yale University)は、米国コネチカット州ニューヘイブン市に本部を置く、1701年創立の全米屈指の名門私立大学です。

過去に、5人の大統領、19人の米国最高裁判所判事、49人以上のノーベル賞受賞者を輩出するなど司法、立法、行政、経済、科学とあらゆる分野で卒業生が活躍しているのです。

そして、Hygeia社が取得を発表した生分解性ホルモン受容体調節剤は、このエール大学医学部で発明されたのです。


しかし2009年07月20日の衝撃的なプレスリリースから、これらHygeia社の開発に関する報道発表がぷつりと途絶えてしまい、いつしかHygeia社の公式webサイトもインターネット上から消滅してしまったのです。

もしこれら新規の化合物候補を応用した革新的な脱毛症治療薬が完成していれば、どれだけの薄毛・若ハゲ諸兄の頭皮を救う事が出来たでしょうか。


そこで当サイトとして、この新規化合物開発の行方を追う為に独自の調査を開始したのです。

まず最初にHygeia社のビジネスパートナーであるエール大学(Yale University)の公式webサイトを確認したのです。

そしてHygeia社が、Diffusion社(Diffusion Pharmaceuticals Inc.:ディフュージョン・ファーマシューティカル・インク)という企業に吸収されている事実を掴んだのです。

『参考資料』
Diffusion社(Diffusion Pharmaceuticals Inc.:ディフュージョン・ファーマシューティカル・インク) 公式webサイト
http://www.diffusionpharma.com/
Diffusion社(Diffusion Pharmaceuticals Inc.:ディフュージョン・ファーマシューティカル・インク) 公式webサイト 2018年07月

それではHygeia社を吸収したとされる Diffusion社(Diffusion Pharmaceuticals Inc.:ディフュージョン・ファーマシューティカル・インク)についてです。

                           Diffusion社(Diffusion Pharmaceuticals Inc.:ディフュージョン・ファーマシューティカル・インク) ・ロゴ・マーク 

2001年に科学者であり起業家でもあるデイビット・カレルギス(David Kalergis)とジョン・ゲイナー(John L Gainer)らによって米国バージニア州シャーロッツビルに設立されたバイオテクノロジー企業・・・それがDiffusion社(Diffusion Pharmaceuticals Inc.:ディフュージョン・ファーマシューティカル・インク)なのです。

独自に開発されたプラットフォーム、酸素拡散促進化合物およびその鉛薬物であるトランスナトリウムクロセチネート(TSC)関連の技術を駆使して医薬品開発をおこなっているのです。

しかし私は、このエール大学の公式webサイトに記載されているDiffusion社が、Hygeia社を吸収したという情報に、いささかの疑念を感じたのです。

なぜならDiffusion社の公式webサイトを確認したところ研究開発中の対象疾患は、脳転移を含む膵臓癌など、かなりハードな疾患を対象としているからなのです。

Hygeia社は進めていた研究開発とは、大きく方向性が違うと判断したのです。

そこで、さらに独自の調査を進めてみると、ある衝撃的な事実に突き当たったのです。

『参考資料』
Stratus Media社(Stratus Media Group, Inc.:ストラタス・メディア・グループ・インク) 公式webサイト
http://www.stratusmediagroup.com/
Stratus Media社(Stratus Media Group, Inc.:ストラタス・メディア・グループ・インク) 公式webサイト 2018年07月

それは米国の企業集団 Stratus Media社(Stratus Media Group, Inc.:ストラタス・メディア・グループ・インク)によりHygeia社(Hygeia Therapeutics.Inc.:ハイジア・セラピューティクス・インク)とCanterbury Lab社(Canterbury Laboratories, LLC,:カンタベリー・ラボラトリーズ・エル・エル・シー)の2社が買収されていたという驚くべき事実だったのです。

『参考資料』
2013年11月21日 プレスリリース(PDFファイル)
『Stratus Media Group Completes Acquisition of Two Biopharmaceutical Companies』
https://www.wgreenblatt.com/news/Hygeia-Therapeutics-acquired-by-Stratus-Media-Group_2013_11_21.pdf
Stratus Media社 2013年11月21日 プレスリリース『バイオ医薬品企業 2社の買収を完了を発表』

弊社は本日、バイオ医薬品であるHygeia社(Hygeia Therapeutics.Inc.:ハイジア・セラピューティクス・インク)とCanterbury Lab社(Canterbury Laboratories, LLC,:カンタベリー・ラボラトリーズ・エル・エル・シー)の2社の買収の完了した事を発表致します。

これらの買収により、弊社は世界最高クラスの薬用化粧品を開発し、皮膚科学および抗加齢医学の分野の事業を拡大していく予定です。

この買収で獲得したエール大学の24にもおよぶ特許保護化合物の独占ライセンス権で開発される化合物はホルモンの老化に対処し、皮膚と毛髪など外観を改善するために科学的に検証されています。

弊社は、45歳以上の女性のためのアンチエイジング・スキンケア・ブランドを構築する予定です。

弊社の会長であるソリル・バレル(Dr. Sol Barer)は以下のように述べています。



「これらの買収で獲得したヤエル・シュワルツ(Yael Schwartz, Ph.D).博士と博士の研究チームの深い知見と経験そして技術に私たちは興奮しています。」


ヤエル・シュワルツ(Yael Schwartz, Ph.D).博士には同社の取締役会役員と、HygeiaとCanterbury Lab部門の社長に就任する予定です。

シュワルツ博士は、薬物開発と学術研究の両方で20年以上の経験があり、Hygeia社以前に設立した企業でも責任ある地位にあり、さらに新薬開発の申請など豊富な経験を保有しています。

博士の初期のキャリアは、世界的な医薬品開発業務受託機関 パレクセル・インターナショナル(PAREXEL International Corp.)とダナ・ファーバー癌研究所(Dana-Farber Cancer Institute)で心臓血管薬開発と癌治療に携わった経験があるのです。

博士の経験を通じて開発された五つの薬剤は現在、臨床現場で使用されているのです。



日本語タイトル『バイオ医薬品企業 2社の買収の完了を発表』と題されたプレスリリースは、バイオ医薬品企業であるHygeia社とCanterbury Lab社の2社が買収により米国の企業集団 Stratus Media社の傘下に入り、エール大学より譲渡された24にもおよぶ開発ライセンス権もStratus Media社が実質的に保有する事になったのです。

そして、Hygeia社の創業者のヤエル・シュワルツ(Yael Schwartz, Ph.D).博士が、この2社の社長を兼務する事になったのです。


この買収劇により、世界中の薄毛・若ハゲ諸兄たちが渇望している抗男性ホルモン局所製剤 開発コード : HYG-440の開発も継続されるものと考えましたが、事態は思わぬ方向へ動きだしたのです。

その後の調査では、Hygeia社は、カリフォルニア州サンディエゴ(San Diego.CA)に移転しており、さらに米国の法律により、"活用されていない中小企業"に分類されており、医薬品や医薬部外品を製造・販売を手掛けていたCanterbury Lab社に至っては、ほとんど消滅状態にある事が判明したのです。

つまりHygeia社による脱毛症治療薬の開発は、まったく進んでおらず薄毛・若ハゲ諸兄たちの頭皮も絶対絶命のピンチに立たされたのです。

しかし神は薄毛・若ハゲ諸兄たちの頭皮を見放す事はなかったのです。

そう、そこへ新たな企業が登場したのです。

その名は、OR-GENIX社!

『参考資料』
OR-GENIX社(OR-GENIX THERAPEUTICS, INC.:オー・アール・ジェニックス・セラピューティクス) 公式webサイト
http://or-genixtherapeutics.com/
OR-GENIX社(OR-GENIX THERAPEUTICS, INC.:オー・アール。ジェニックス・セラピューティクス) 公式webサイト 2018年07月

私たちは革新的発想と知的財産を活用して、皮膚、毛髪および粘膜障害を治療する先駆的な製品を開発しています。


それでは、OR-GENIX社(OR-GENIX THERAPEUTICS, INC.:オー・アール・ジェニックス・セラピューティクス)についです。


        OR-GENIX社(OR-GENIX THERAPEUTICS, INC.:オー・アール。ジェニックス・セラピューティクス)・ロゴ・マーク 


2005年03月 Hygeia社とCanterbury Lab社の生誕の地であるマサチューセッツ州ホールデンに設立されたバイオ医薬品企業・・・それが OR-GENIX社(OR-GENIX THERAPEUTICS, INC.:オー・アール・ジェニックス・セラピューティクス)なのです。

そしてOR-GENIX社の創立者こそ、あのHygeia社の共同設立者であるヤエル・シュワルツ(Yael Schwartz, Ph.D.)博士とクレイグ・アボリン(Craig Abolin, Ph.D.)博士の二人だったのです。

『参考資料』
OR-GENIX社(OR-GENIX THERAPEUTICS, INC.:オー・アール・ジェニックス・セラピューティクス) 公式webサイト 経営陣ページ
http://or-genixtherapeutics.com/leadership-team/
OR-GENIX社(OR-GENIX THERAPEUTICS, INC.:オー・アール・ジェニックス・セラピューティクス) 公式webサイト 経営陣ページ 2018年07月

OR-GENIX社の企業コンセプトは、Hygeia社とまったく同じであり、Hygeia社で成し得なかった夢を、OR-GENIX社で実現すると経営陣の意気込みが伝わってくるようです。

しかし残念ですが現時点でエール大学が発明した数多くの新規化合物候補の開発ライセンス権は、Stratus Media社の手中にあり、その後も同社は他のバイオ医薬品企業の買収を強化しています。

今後、OR-GENIX社の展開については不透明ですが女性を対象とし研究開発と共に男性型脱毛症治療薬の開発も継続してもらえばと思います。

悲運のAGA(男性型脱毛症)治療薬・・・それは世界中の薄毛・若ハゲ諸兄たちの見果てぬ夢なのかもしれません。






さぁ私を信じてついて来なさい!






【追記】

製薬業界は非常に再編成の激しい業界のひとつです。

米国の Stratus Media社は数々の企業にM&Aを仕掛け急成長をしているコングロマリット(異業種複合企業集団)なのです。

バイオ医薬品企業のM&Aも強化していますが、しかし、どこまで本気で、研究開発を継続するかは、いささかの疑問があります。

企業を安値で仕入れて高値での売却だけを繰り返せば、結果研究開発が頓挫してしまう場合もあるのです。

新薬の開発で最も重要なのは資金調達である事は、これら一連の出来事を見ても理解出来るかと思います。


エール大学から獲得した新規化合物候補のひとつである開発コード:HYG-102 については、同大の産婦人科の教授である リチャード・ホッチベルク(Richard B Hochberg, PhD)博士が2001年に発明した強力な局所作用性合成エストロゲン(卵胞ホルモン)であり、2007年11月01日に、Hygeia社とエール大学との間で、独占的ライセンス権に関する契約が締結されています。

HYG-102 は女性特有の疾患である外陰膣および膣萎縮(VVA)を対象しており、かなり革新的な製品になる予定でした。

『参考資料』
2007年11月01日 プレスリリース(HTMLファイル)
『Hygeia Therapeutics Signed an Exclusive Worldwide License With Yale University』
http://www.evaluategroup.com/Universal/View.aspx?type=Story&id=232689

開発コード : HYG-440 は、アンドロゲン受容体アンタゴニスト(Androgen receptor antagonists)とも説明されており、こちらも全身性の副作用の懸念が少なく、完成すれば理想的な治療薬になると思われます。

とにかく、いかなる事があっても研究開発だけは継続してもらいたいものです。

今回は2017年10月08日にお伝えした "悲運のAGA(男性型脱毛症)治療薬シリーズ" の第2弾となりました。

以下の記事も併せて、お読み頂けたらと思います。

『参考資料』
2017年10月08日 06時00分
『悲運のAGA(男性型脱毛症)治療薬 開発コード:RK-023 株式会社アールテック・ウエノ』
http://hairlosscure100.blog.fc2.com/blog-entry-62.html
株式会社アールテック・ウエノ(R-Tech Ueno, Ltd.) 公式webサイト 2013年03月(日本語版)



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『参考資料』
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